季節を問わずに顔や目元の乾燥に悩む女性は多いですよね。加齢による水分、油分量の減
少も乾燥の原因になります。
すぐに肌の保湿をしたい!肌を潤したい!
しかし、職場や外出先では乾燥を感じていてもメイクの崩れが気になって、保湿ができな
い方もいるのではないでしょうか?
乾燥を放置してしまうと、インナードライが進行してしまう恐れがあります。
インナードライとは肌の内側は乾燥しているのに外側はべたついている状態のお肌です。
肌荒れやシミ、しわ、弾力低下などお肌の老化を加速させる原因になりかねません。
正しい方法で保湿をすれば、メイク崩れは怖くありません。
日中もしっかりと保湿をして、潤いのある美しい肌を目指しましょう。
目次
メイクの上から保湿ができる
メイクの上から保湿ができるアイテムは主に6タイプがあります。
どのタイプを使用すれば良いのか悩んだら、ご自身の肌タイプで選ぶと良いでしょう。
①しっとりと顔全体を保湿するミスト化粧水
細かい粒子で化粧水成分をスプレーして顔全体を保湿できます。
乾燥肌、脂性肌、混合肌と全ての肌質の方におすすめができる保湿アイテムです。
ミスト化粧水は保湿成分の多く含まれているものを選びましょう。
保湿成分が少なく、水の量が多いミスト化粧水は肌の上で蒸発しやすく乾燥をさらに進めます。
また、爽快感や毛穴の引き締め効果があるミスト化粧水にはアルコールが含まれているも
のがあります。
アルコールは乾燥肌、敏感肌の方には刺激を感じることがあるので注意が必要です。
状態が悪化する可能性があるので、アルコールフリーのミストをお勧めします。
・オイルミスト
オイルが配合されたオイルミスト化粧水は特に乾燥の気になる方や保湿ケアを重視したい
30代からの女性におすすめです。
水分と油分をバランスよく肌に補給できます。
二層式になっているので、よく振ってから使用しましょう。
②美容オイル
全身に使える美容オイルは、一つ持っていると便利な万能アイテムです。
乾燥肌、エイジングケアにはアルガンオイル、オリーブオイル、マカダミアナッツオイル、馬油など
の油脂がおすすめです。
肌馴染みが良く、肌が柔らかくなるのが特徴のオイルです。
ニキビや敏感肌には刺激になるものがほとんど入っていない、ベビーオイル、ワセリン、スクワラン
などの炭化水素油がおすすめです。
刺激が少なく安全性の高いオイルですが、油分が強くインナードライを引き起こす可能性
もあるので、使用量に注意が必要です。
美容オイルをメイクの上から使用する場合は、少量をスポンジにとり、顔にスタンプをす
るようにつけていきましょう。
こするとファンデーションが取れてしまうので、優しく馴染ませるのがポイントです。
③ゲルクリーム
水分も油分もバランス良く含まれているゲルクリームは乾燥肌や特に空気の乾燥が激しい
冬の保湿に向いています。
ゲルはクリームほどベタベタしていないので、メイク崩れの心配がありません。
少量を指に取り、乾燥が気になる場所にサッと薄く塗るだけです。
こするとファンデーションが取れたり、よれてしまうので注意してください。
持ち運びがしにくい場合は、百均などで売っている小分け用のクリームケースに詰め替え
ると便利ですよ。
④美容液を固めた保湿スティック
保湿スティックとは美容液を棒状に固めたものでリップのように繰り出して使います。
頬や目元など乾燥を感じる部位に、ファンデーションの上から塗ることができます。
保湿力が高いので、乾燥肌の方におすすめです。
手の平に収まるほどのコンパクトな保湿スティックは持ち運びにとても便利です。
コスメポーチに入れて持ち歩けるのでどこでも手軽に保湿ができます。
⑤クリーム
普段、基礎化粧品で使っているクリームも日中の乾燥対策で使用できます。
普段使用しているものなら、自分の肌質に合ったものを安心して使えますね。
しかし、油分の多いクリームはメイクがよれてしまうので量に注意しましょう。
乾燥による粉ふきや、メイクのよれた部分に少量を乗せて指の腹で優しく馴染ませましょ
う。その上からパウダーで抑えれば、綺麗に仕上がりますよ。
⑥バーム
バームはミツロウやワセリンなどを半固形状にしたもので、日本でいうと「軟膏」のよう
なものです。
持ち運びもしやすく、乾燥が気になる場所にサッとひと塗りで保湿ができます。
肌に乗せると体温で溶けるので、肌馴染みも良く、保湿効果が高いので乾燥肌の方におす
すめです。
また、低刺激で自然由来の成分が多く含まれているので敏感肌の方も安心して使えますよ。
乾燥した目元や頬をメイクの上から保湿し、綿棒を使えば、簡単にメイク直しもできます。
おすすめの商品はぜひことらもご覧ください。
メイクの上から保湿に適さないアイテムとは
①パック
保湿や美白、毛穴の引き締め効果など色々なパックがありますね。
しかし、メイクの上からのパックはあまりおすすめができません。
ひたひたのパックを顔に乗せると気持ちが良く、肌もしっとりふっくらと蘇りますが、や
はりメイクは崩れてしまいます。
日中に使用するなら、一度メイクを落としてからの使用をおすすめします。
②美容液
美容液は保湿成分、美容成分が配合された基礎化粧品の一つです。
基本的に化粧水をつけた後に使用し、クリームや乳液でフタをします。
日中の乾燥対策やメイク直しで使用する場合は、上記で紹介した④保湿スティックの使用
が簡単便利でおすすめです。
保湿スティックは美容液を固めたものなので、美容成分も豊富に含まれており、メイク崩
れを防ぐ効果もあります。
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メイクの上から保湿:ニベア・ワセリン
ニベア
スクワラン、ホホバオイルが配合され全身のケアに使える、優秀プチプラクリームのニベ
アもメイクの上から使用できます。
硬めのテクスチャーなので、手で温めて柔らかくしてから使用するのがポイントです。
乾燥やメイクのよれが気になる部分に柔らかくしたニベアを薄く塗り、テッシュオフした
後に、パウダーを塗り直しましょう。
ワセリン
天然素材なので安全性が高く、赤ちゃんや敏感肌の方でも安心して使用できます。
油分が強いので、ベタつきがありますが純度が高くなるほど、不純物が取り除かれベタつ
きも少なくなります。
メイクの上から使用する場合は乾燥やメイクを直したい場所に少しずつ、こすらないよう
に注意して塗りましょう。
ワセリンを塗った場所をパウダーで馴染ませたら、メイク直しは完成です。
40代、30代、20代年齢別の保湿方法とは?
年齢に応じて、お肌の水分や油分の量に違いが出てきます。
40代
保湿スティック・美容オイル・バーム
40代になるとさらに、肌の水分油分の量は減ってしまいます。
少なくなった水分量を補うために、丁寧な保湿ケアが必要になっります。
乾燥はたるみやハリの原因でもあるので、40代は保湿重視のスキンケアに変えていきましょう。
40代のお勧めの保湿方法は美容成分、保湿成分の高い保湿スティックがお勧めです。
メイクの上からも使えるので、オフィスや外出先ですぐに使うことができます。
乾燥が激しい場合は少量でしっかり保湿をする美容オイルやバームも効果的です。
乾燥を放置せずに、すぐに保湿をしましょう。
ちなみに表情筋を鍛えると、シワやたるみに効果的です。
30代
オイルミスト
30代になると20代に比べ、水分油分の量や新陳代謝も落ちてきます。
今まで気にならなかったシミ、しわが気になり始める年齢です。
乾燥は肌のバリア機能を失い、ターンオーバーの乱れの原因にでもあるので、30代の保湿
方法は、しっかりと水分を与えた後に油分で蓋をすることが大切です。
お勧めの保湿方法はオイルミストです。
お肌に水分を補給した後にオイルで蓋をするので水分の蒸発を防ぐことができます。
水分油分量が落ち、シミシワが気になり始める30代はバランスよく水分油分を補充でき
るオイルミストで乾燥対策をしましょう。
メイクの上から使用できるので、乾燥を感じたらすぐにシュッとひと吹きでしっとりお肌
になりますよ。
美容成分を豊富に含む、美容オイルもエイジングケアにも効果がありおすすめです。
20代
アルコールフリーのミスト化粧水
20代はまだまだお肌の回復力が働いている状態で、水分も油分も多いのですが、皮脂も多く
分泌されニキビや毛穴に悩んでいる方が多いようです。
水分油分量とともに、皮脂の分泌も多い20代はニキビを悪化させないアルコールフリーの
ミスト化粧水を選びましょう。
敏感肌でも使えるアルコールフリーのミストでの保湿がお勧めです。
軽くサッパリとしたミストなら、ニキビを気にせずに保湿ができますよ。
また、皮脂崩れ防止の成分が入ったミスト化粧水ではメイク崩れを防ぐことができます。
メイクの上から保湿
顔全体
ミスト化粧水・ゲルクリーム
乾燥肌、敏感肌、脂性肌、混合肌などすべての肌タイプで使用できるのがミスト化粧水です。
お手軽簡単に保湿とメイク直しができるのでオフィスや外出先で重宝しますよ。
ゲルクリームも顔全体の保湿に適しています。
ミスト化粧水よりも保湿力があり、クリームほどベタつきません。
メイクがよれないように、優しく肌に伸ばします。
特に乾燥肌の方におすすめです。
目元
保湿スティック
美容成分の多い保湿スティックは、リップクリームのような繰り出し式で目元などの細か
い部分も直塗りで保湿ができます。保湿力が高いので、乾燥肌の方におすすめです。
ニベアの青缶も綿棒などにとってメイクの上から目元に伸ばせば、すぐに保湿ができま
す。量が多いとメイクが取れてしまうので注意です。
夏秋
ミスト化粧水・保湿スティック
脂性肌、混合肌の方にはさっぱりとした軽い付け心地のミスト化粧水が夏秋はおすすめです。
ベタつかずに、しっかりと潤い、汗で奪われた水分を補充できます。
空調で肌の乾燥を感じたら、すぐに取り出せて使える保湿スティックがおすすめです。
気になる部分に塗って、保湿ができるので簡単に空調、乾燥対策ができますよ。
春冬
ゲルクリーム・バーム
水分と油分を配合したゲルクリームはクリームのような高い保湿力がありますがベタつく
ことがなく、メイクの上から使うことができます。
冬の厳しい乾燥からお肌を守るのには体温で溶けるバームもおすすめです。
低刺激なので、敏感肌の方に適しています。
もうお肌の乾燥は放置しない! 保湿で美肌をキープしよう
日中にお肌の乾燥を感じても、メイクの上だから保湿できないと思い放置してしまうと、
インナードライが進行してしまいます。
お肌の乾燥を感じたら、肌質や年齢、季節に応じた保湿対策を行うようにしましょう。
正しい方法で保湿をすれば、メイク崩れを防ぎながらお肌を乾燥から守ることができます。
また、保湿は朝晩のスキンケアが大切です。
水分と油分をしっかりと補うことを心がける、日頃のお手入れ次第で、日中の保湿対策の
効果も上がります。
お肌は季節や年齢によって刻々と変化しやすいので、丁寧に保湿ケアをして、若々しい肌を
キープしましょう!